ここはイラストレーター槻城ゆう子のブログです。
お仕事情報や日々思うことを、気まぐれに書いていきたいと思います。+++2007.1.1 start+++
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高千穂〜天孫降臨の地

熊本への帰省ついでに郷土の友人らと南阿蘇を抜けて高千穂へ。

阿蘇山の景観を楽しみつつ、先ず到着したのは白川吉見神社。 白川吉見神社のある白川水源は熊本水源のひとつ。澄んだ白川の水は熊本市内に有る熊本城の前を通り有明海まで流れている…が、当の神社は社務所がなく参道に建ち並ぶ商店の皆さんが盛り立てているみたい。拝殿に御朱印が置かれていたので自分で御朱印帳にポン!しました。お店の方に聞いたところ、御朱印は一関八坂神社さんで書いて頂けるそうですが、来た道を戻ることになるので今回はセルフで我慢。参道の水源茶屋さんの湧き水で淹れた珈琲(&試食を色々出してくださいました)を頂き出発。

 

白川水源の透明度の高い湧き水、水底の揺れる砂まで確認できます。

阿蘇と高千穂は神の里というくらい神社や遺跡が多い所。高千穂への道すがら、以前から参拝したかった草部吉見神社へ。ここは珍しい鳥居より社殿が下にある日本三大下り宮のひとつ。下り宮は昨年の群馬県一之宮貫前神社以来、あと一社は宮崎県鵜戸神社…いずれ。

草部吉見神社も由緒ある古社ですが、お手入れはされているものの無人社で閑散としていました、祭でもなく平日なので致し方ない。しかし境内から更に下った龍神沼など、大変興味深い散策となりました。一人じゃきっと足を踏み入れられなかっただろう…雰囲気ありすぎて。(恐い;)

古い神域を満喫した後、Google Mapsにも載っていなかった近くの関連各所を地元の方々に訪ねながら、農道とも言えないような狭い…道?の先々を巡り巡って高千穂に着いたのは日暮れ前。

ドライブと言うにはあまりにも過酷な行程に疲れた友人たちを気の毒に思いつつ、ホテルの人にオススメされた居酒屋けんちゃんで夕食。店内に飾られた高千穂神楽の紙に切込みを入れた彫り物に期待が高まります。テーブルに並んだ高千穂牛や宮崎名物チキン南蛮、地酒の焼酎などに舌鼓をうち、酔い覚まし兼ねて高千穂神社まで散歩。10分ほどで到着した神楽殿で毎晩奉納される高千穂神楽(20時〜所要時間約一時間)を鑑賞。高千穂で神楽といえば夜神楽ですが、11月〜翌年2月頃まで各町にて33番を一晩中通しで舞われる長丁場。その簡易版がこちらの神楽殿で観ることが出来ます。

槻城が鑑賞した神楽は、天の岩戸や国生みなどのエピソード。イザナギが観客の女性と絡んでイザナミに叱られるなど、演技でお話が判る明快なコメディで面白かったです。終了後は夜の神社に長居するものではないので、すみやかにホテルに引き上げ、久しぶりに会った友人らと呑みながらだらだらトーク。

 

旅の朝は割と早い。

あらためて高千穂神社に参拝し、周辺の主要神社や史跡を巡り予約していた神楽宿さんでランチ。古民家作りでお座敷には高千穂神楽の彫り物が設えられており、夜には神楽が舞われることもあるとのこと。

 

午後は高千穂から更に奥、天岩戸神社を目指します。こちらは天岩戸伝説の神社さんで、社務所に申し出ると神主さんの案内で説明を受けながら参拝することが出来ます。説明によると拝殿から望む川向うの崖が御神体で、古くは洞窟があり若かりし頃のアマテラスが暮らした…と神主さんがお話しされていました。今は崩れてくぼみがあるだけに見えました。

 

そして、天岩戸のアマテラスといえば天安河原。天岩戸神社からテクテクと川沿いに歩いて行くと、森と岩の渓谷の先に巨大な洞窟仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)が見えてきます。存在を知った時から来たかったのでゼーゼーいいながらもなんとか到達。木と水と岩の手付かずの自然に中、大きな洞窟の内に小さいながら社と鳥居が建てられています。周辺にはたくさんの石が積まれていました。特に石を積む謂れはないそうですが、別の神社さんでも同じ現象があって神主さんが石を積むのは人の性かもしれませんね、と笑いながらお話されていた事を思い出しました。人は石が積まれているとつられて積みたくなるらしいです。

澄んだ空間でとても居心地が良かったけれど、程々で天岩戸神社へ戻り対岸の東宮へ。天岩戸神社の御神体である洞窟に、最も近づける七本杉から身を乗り出し一人ワクワク状態でしたが、人影も無く友人らもここまではついて来てくれなかった(笑)人だったアマテラスの伝説なんてこの地くらいじゃないかしら?なぁんてうっとりしていたけれど、友人らも先を急ぎたかったようなので一礼して退去しました。

 

最後は、近くの永の内の八大龍王水神社と馬生木の八大龍王水神をお参り。氏子さんから聞いたのですが馬生木は水神であって八大龍王ではないとのことです。ネットでは混同されたうえ両神社を夫婦神扱いされている書き込みもありますが、お世話をされている氏子さんの気持ちを汲みたいと思います。八大龍王神社はうねった木々が鬱蒼と取り囲む小さな神社ですが、実は拝殿の裏に小さな祠が有ってこちらが本殿のようです。もちろん写真は禁止されておりますが、撮る気が起きないほど神聖な雰囲気でした。無人社ですがとても大事にされている感じがありました。

さて、夜には熊本に戻らねばなりませんので、後ろ髪惹かれつつ高千穂を後に致しました。迂闊なことに薄暗いと足元が宜しく無く、泣く泣く諦めた所があるのでいずれまた。

毎回弾丸ツアーに付き合ってくれる友人らに感謝です。

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