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<< June 2017 >>

「定本 召喚の蛮名 Goety」

装い新たに拙作漫画「定本 召喚の蛮名 Goety」が刊行されました。
描いたのが20年前にもなるとは…ただただビックリ。
これも皆様のおかげです、有難うございます。
今では割と知られるようになったクトゥルフ(クトゥルー)神話に西洋魔術をセットした学園モノで、クトゥルーに追い詰められる恐怖より、学校の成績に追い詰められるノンキな女子高生が主人公の少々コメディ要素もある漫画です。
解説には初版に引き続き朝松健先生、そして新たに菊地秀行先生に寄せて頂きました。

クトゥルフ神話といえば、100年以上前にアメリカの小説家ラヴクラフトが作った世界観を、世界のあらゆるジャンルの創作者がシェアワールドする神話体系であり、小説だけでもブライアン・ラムレイ、ロバート・E・ハワード、スティーブン・キング、日本でも解説を下さった両先生はじめ多くの執筆陣がクトゥルフ世界を使った作品を綴っています。神話というからには神性に当たる存在が色々と登場するのですが、とにかく妖しく暗く恐ろしい別宇宙の生物?邪神様?など言われる、地球人類からみると神のようでもあり不快な生き物でもある理解しがたい存在だったりします。また神同様に恐ろしい事象に関連した魅力的な魔導書たちも数多く登場し、中には実在する書物もあったりします。
現在では、多種多様な作品や読みやすいムック本など多数見受けられますので、ご興味持たれた方はいくつか手にとってみられると面白いかもしれません。

そして西洋魔術。黄金の夜明け団(ゴールデンドーン)により収集体系化されたものを参考にしています。クロウリーやメイザース、ブラヴァッキー夫人など、近世活躍した魔術師たちは実在したがゆえにとても興味深いです。槻城は魔術を考え方、または哲学のように思っています。
産業革命の反動だったそうですが、19世紀頃は黄金の夜明け団が内包するドイツ薔薇十字団の思想をもって薔薇十字運動が一般的に盛んになり、ラファエル前派や象徴派の絵画…バーン・ジョーンズ、エヴァレット・ミレイ、ルドン、ブレイク、クリムトや、詩人のボードレールやポー、イエイツなど、多くの芸術家が神話や神性を表現した作品を残しています。

曖昧なもの、キレイなものを見出したい。
それは恐ろしくも有るのだけど、きっと素敵なものだと思う。
そういった形而上の存在に再び出会いたい。
どこまで提示できるか分かりませんが、再び皆様にも楽しんでいただける作品を作りたいです。

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余談。
奇しくも国外初公開のアルフォンス・ミュシャ「スラヴ叙事詩」を先日、国立新美術館で見てきました。存在を知った10代の頃からの憧れの巨大な絵画、筆致の美しさもさることながら壮大な象徴主義に圧倒されました。

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