ここはイラストレーター槻城ゆう子のブログです。
お仕事情報や日々思うことを、気まぐれに書いていきたいと思います。+++2007.1.1 start+++
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■前駆症状/発症から発病まで■
はじまりは2014年7月頃、酷く目が霞むようになる。この頃は仕事柄、単に眼精疲労だと思っていました。しかし、8月末には光を痛く感じ、念のため町の眼科を受診したところ、「ぶどう膜炎」と診断されました。眼内の虹彩、毛様体、脈絡膜とその周辺で炎症を起こす病とのこと。この病気も知りませんでしたが、結膜炎みたいなものと思い、普通に処方箋を頂き帰宅しました。9月12日の再診で、一旦完治。

9月20日頃、もともと眩い光は苦手でしたが、蛍光灯や暗め設定のスマホ画面が眩しくて直視できなくなりました。視界の霞みもあり、すぐに再発したと気づきました。 

9月22日月曜日午前。さほど良い天気ではなかったと思う。雨戸の隙間から漏れるカーテン越しの光が眩しくて、不可解に思いつつ雨戸をガラッと開けると眼前がハレーションを起こしたように真っ白になり、同時に目の奥にズッキーンと殴られたような激痛。日陰に目をやっても刺さるように痛くて、目が開けられない。流石にこれは只事じゃない!と、即身支度をし、帽子サングラス日傘で防御しても眩しいので、目を半分瞑りながら眼科へ向かいました。眩しいのと霞み目でバスの掲示板も見れない有様でしたが、慣れているルート&Suica支払いだったのでなんとか移動できました。

病院で診察を受けると、やはり再発。しかし前回より激しい症状だと訴えたら、大学病院への紹介状を書くので検査を受けて欲しいと。私は霞み目で大学病院?何故?と思ったものの、必要な検査がここでは出来ないと言われ、紹介状を書いて貰ったその足で杏林大学病院へ行きました。

食事もせず昼には到着。早々に血液、心電図、眼底三次元画像解析(OCT)検査、蛍光眼底造影検査、ツベルクリン、視力、眼圧、網膜撮影等々次々に検査されました。もし医師の予想した通りの病気なら早く治療を開始した方が良い、その為の治療に耐えられる体かどうかというのも合わせて調べていると聞いて、耐えられるかどうかって何?目だけの病気じゃないの?と、理由がわからないまま検査を受けまくるも、髄液検査だけは必要な安静の時間を入れると完全に夜遅くになってしまうため、後日へ持ち越しか入院と言われ頭が一杯になり軽くパニック。

…いやいやいや、ちょっと待って、私は目薬貰って帰るつもりだったのですよ!?それが脳神経外科のお世話になるなんて一体何事!?と、思いもよらない展開に、仕事の連絡もあるし日を改める方でお願いしました。そして医師から99%「原田病」でしょう、と告げられました。

初めて耳にする病名だし、医師に説明されてもよく分かりません。珍しい免疫疾患で、視神経でも炎症を起こしていて、そのせいで視野が霞んでいるとのこと。私は、不調は霞み目だけで、後は健康だったはずの自分に、何が起きたのか状況を全く飲み込めず。

目まぐるしい検査と謎の病気に呆然とした最後、右目の虹彩と水晶体の一部に癒着が見られるということで、ステロイドの結膜下注射…白目に注射…いくら点眼の麻酔薬でさほど痛くないとはいえ、瞼を器具で固定され拷問みたいでした。暗くなった帰路につく頃、ようやく一連の検査のために点眼された瞳孔を開く散瞳剤で文字がぼやけて読めなかったけど、不慮の事故に関する任意同意書に5枚ほどサインしたりもしていることを思い出し、大変な病気かもしれない不安がじわじわと実感として襲ってきました。 

9月24日。時間切れ&休日をはさみ、持ち越された初髄液検査。痛いのに弱い私はもちろん注射も苦手。経験者らに散々痛いと聞いていたので、医師に泣きを入れたおかげか施術者が上手だったのか、思ったより痛くありませんでした。一回目の麻酔注射がチクっとした程度。ベッドに横になり麻酔を二段階で打ち、髄液を抜かれました。自然に検査に必要な量になるまで針を刺したまま、その間5〜10分くらいだったでしょうか。検査結果は髄液を抜いた後に、病院のベッドで一時間ほど安静にしている間にわかるとのこと。そして呼ばれた診察室で、正式に「原田病」であると告げられました。病気の説明を受け治療法を聞くも、とても全部は理解できませんでした。それでも、自分でも急いで治療を開始した方が良いように思ったのと、全身検査の結果、投薬に体が耐えられそうとのことで、この病気の一般的な治療法であるステロイド(プレドニゾロン)での免疫抑制治療を開始する事にしました。薬の副作用や合併症の事も教えてもらいましたが、あまりにも副作用が多すぎて把握も回避もできないように思えました。とにかく視機能を守ることが最優先と医師と話し、多少の無理はOKです、と言いました。そしてまた結膜下注射。視力は裸眼1.2あり安心するも、右目の水晶体と虹彩の一部癒着は改善せず落ち込む。 

人によっては、発病前に風邪に似た症状や、耳鳴り、めまい、視界の歪みなどがあるそうですが、私は霞み目と充血くらいしか自覚がありませんでした。これまで大病も入院もしたことがなく、風邪すらそうそうならず、区や市の毎年の健康診断でも無問題。身内にも同じ病の者もアレルギーの者もおらず、こんな謎の病に自分がかかるなんて、まさに青天の霹靂。事故にあったような気持ちでした。
| 16:46 | 原田病 | - | - |