ここはイラストレーター槻城ゆう子のブログです。
お仕事情報や日々思うことを、気まぐれに書いていきたいと思います。+++2007.1.1 start+++
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原田病経過報告

定期検診。

視力、眼圧、眼底&網膜撮影、OTC(眼底の網膜および視神経の精密な断層画像の撮影)の結果、再発の徴候なし。服用薬の脱症状も特になくなったかな?よくだるくなりがちだったので…。体力は未だ低いので、地道に戻したいと思います。

 

前回の受診から左目に散瞳剤を点眼しなくなって少々不安でしたが問題なくてよかった。気持ち目に感じていた薬焼けみたいな感覚は減ったように思う。

散瞳薬のミドリンPは右目だけ朝夜の二回。

視力は裸眼で両眼とも1.2。

| 23:47 | 原田病 | - | - |
キルデスビジネス

イエーイ、レディスアンドジェントルマン!

今宵チャレンジするのは、こちらの麗しき女性。

彼女の運命はいかに!?

齋藤高吉先生/冒険企画局さんの、リアリティショーRPG「キルデスビジネス 基本ルールブック」のカバーを担当致しました。実は槻城、TRPGのカバーは初めて描きました、凄く嬉しい。

 

齋藤先生によると、地獄のTV局の人気番組「ヘルTV」でヘルPに翻弄される死者たち…救いは有るのか無いのか、と、なかなかにシビアな感じ。テレビなので虚飾や脚色あり、ぱぁっと華やかそうな見た目の裏に腐臭がするようなイメージで。楽しく描こうとすればするほど、表紙の女性の表情が嫌なものを見るような感じになって、それがまた楽しいという…ヘルPの気分(笑)

 

どんなことも「ヘル」をつけるとOKな世界とのことで、ポップでもあり陰鬱な雰囲気もありの楽しい世界のようです。これまでに遊んだことのないタイプのゲームなので、いつか遊んでみたいです。

 

これまで発刊されていた6冊のルールやデータをひとつにまとめた、とてもお得な内容とのことです。

| 22:19 | お仕事情報 | - | - |
新年のご挨拶

戌年ということで子犬と戯れていたら大きな犬らしきものがやってきて驚いたの図。

犬張子も描こうと思ったけど、どうしても犬張子が猫張子に思えてしまって、いつか作中に猫張子を投入しようと…あ、戌年でしたね、ネコ好きなものでつい。

 

気を取り直して。
漫画構想中で掲げっぱなしの「準備中」の看板は、そろそろひっくり返したいと思ってます。作画環境整備と体調をみつつ仕込みはしていて、賀状のイラストはその片鱗。形にしたいお話がいくつもありますので、今後とも何卒宜しくお願い致します。

 

| 06:27 | - | - | - |
原田病経過報告

定期検査で受診。

視力、眼圧、網膜と眼底撮影、OTC検査結果は良好。

点眼薬ミドリンPは、脈絡膜癒着の有る右目朝夜の二回だけになりました!

 

ミドリンPは瞳孔を開く作用があるため、点眼後4〜6時間は車の運転もしないよう指導されます。槻城は車には乗りませんが、絵を描いたり文字を読むといった目を使う仕事なので、これで少しは作業時間が伸びそうです。といっても右目は相変わらずなので、うまく作業効率をあげる方法を見つけたいところ。幸い体調は良いようなのであれこれ試しつつ。

| 23:46 | 原田病 | - | - |
奈良一人旅

御本殿の式年造替が完了してもうすぐ一年になろうというのに参詣出来ていない…!

春日大社に参拝に行かねば!

 

今やすっかりお気に入り、崇敬者と言っても過言ではない槻城一押しの春日大社さん。

迎えてくれる手水舎も参道も杜も、目にした途端にホッとする不思議。魅了された社の優美さに見惚れつつ御本殿に参拝。式年造替で御祭神が仮御殿に移られていた時にはなかった、御簾などのフル装備の設えが厳かで美しいこと。神様が御本殿にお戻りになる遷座祭前のお砂持ち神事で、神域に立ち入って本殿周辺に砂を撒いたことを思い出します…主に天児屋根様の前に…二回(笑)本殿の斎庭は20年後の、次の造替までは神職さんしか立ち入れないので、貴重な体験として思い出されます。

 

この日伺った時は、摂社の一言主神社と船戸神社と総宮神社の造替中ということで、御祭神が夫婦大國社の仮御殿にお移りになられておりました。

  

到着日は社務所にご挨拶して、神職さんに槻城の愚にもつかない質問や神社の有り様などのお話を頂いたりしたのですが、今回なんと出来たての唐菓子”餢飳(ブト)”をお分かちくださいました…!春日大社の”餢飳”!紛れもなく神饌のおすそ分け!ん?というか献饌前なので…厳密には撤下ではない?…あれ?

”餢飳”は、奈良時代に中国からもたらされ現在に至るまで、技術を持つ数少ない神職さんがお作りになり、神前に献饌されている菓子のひとつ。米粉で特殊な形に形成しゴマ油で揚げた物。(東京に帰宅後、神職さんに教えてもらった調理法を参考に有難く頂戴致しました。きめ細やかでとても舌触りの良いお餅でした。)

  

明けて、奈良旅恒例の春日大社直会殿での朝拝へ。

早朝の春日大社は、森のしっとりとした色彩が濃く、どこも絵のようで美しいです。

朝拝は神職さんたちの大祓祝詞奏上。古語の流れるような音に毎回うっとり致します。

その後、境内の摂社を神職さんたちと順拝。南門の所で参列者が頂けるお神酒をお受けした後、国宝館のカフェ鹿音で簡単な朝食をすませ、今回のもう一つの目的、風神様に逢いに行く!

今回は一人旅ということも有って、一度やってみたかった春日大社さんから法隆寺行きのバスに乗っての小旅行といった塩梅。斑鳩から先は電車を乗り継ぎましたが、途中の見慣れない奈良の景観もとても楽しかったです。

  

千早振る 神代もきかす 龍田川 からくれないに 水くくるとは(在原業平朝臣)

 

紅葉の季節であれば見事な赤に迎えられたことでしょう…。

龍田大社さんは、延喜式にも登場する由緒正しき古社の風格、それでいて素朴さも有って渋いカッコよさ。

奏上してくださった祝詞は風の神様らしい勢いを感じる太鼓付。壁のない拝殿で自然の風を感じつつ呼応する音…カッコいい。

拝殿の柱に巻かれた注連縄は、神主さんによると昨年中本殿につけられていたもので、本殿の注連縄を新調した際に取り外したものを、参拝者がご神威を身近に感じられるように飾るようになったとのこと。瑞垣で囲まれた本殿の有る内陣には、なかなか立ち入る機会がないのでありがたさを感じます。

 

風の神に参拝したら、次は水の神です。

日本書紀に、龍田大社と一対として創建されたと書かれている廣瀬大社さん。

大和川の合流地付近にあり清らかなイメージ。木々がトンネルになっている長い参道も素敵でした。砂を水に見立てた砂かけ神事が有名。

ただ、思いがけず龍田大社さんで時間を使ってしまったので、慌ただしい参拝になってしまい日暮れと共に再訪を胸に誓い退去。奈良は本当に古くて素敵な神社さんが多くて楽しいです。

  

最終日、龍田大社の神風に当たり過ぎたのか若干風邪気味の朝…。

春日大社の朝拝で、神職さんのお話中に咳き込み退席という失態…!申し訳ありません、風邪の初期は喉が直撃されるのです;

旅先で無理はできない…というわけで、予定を変えてノンビリ広大な春日大社さんの境内などを散策して帰路についたのでした。

 

それにしても、勝手に反りが合うと感じている春日大社さん。

これまで有名神社さん含め色々な所で参拝してますが、不思議なくらい春日大社さんの雰囲気が好きで、何時間でも社や森を眺めてぼんやり過ごすことが出来る気がします。初参詣は担当さんのご紹介で取材兼ねて訪れた次第。人に案内されて訪れた神社さんは呼ばれている、なんてことも言われます。これもご縁でございましょうか、だったらとても嬉しいです。

| 15:43 | | - | - |
超人ロック

まさか、このような日が来ようとは…!槻城のロックです!

 

この夏、プロ・アマ問わず有志が集まり制作された、同人誌「聖悠紀先生 超人ロック誕生50周年記念本 超人ロックの世紀」に寄稿致しました。まずは夏コミにて頒布とのこと。収録された作品の先生方も錚々たる方が並び、あの人も…!などと完成見本を頂いた後に楽しませて頂きました。本誌の後ろに写っているのは、当時限定作られた私物の「To you聖悠紀☆超人ロックの世界」です。

 

 

さて、ロックとの初めての出会いは小学生の時でしたか。

たまたま手にした少年画報社さんの雑誌「少年キング」でだったと思う。不老不死で少年や青年、はたまた女性の姿で世紀を跨ぎ歴史に登場する伝説のエスパー。その人柄は最強でありながらも人間らしさを失わず、憤ったり苦悩したり迷ったり恋をしたりするロックに魅了され、なけなしのお小遣いをはたいて、コミックスはもちろんイメージアルバム(レコード)、通信販売(キングに案内が載っていた)でしか買えなかった作画グループの同人誌やグッズなどを買ったりと、たぶん生まれて初めてハマった作品が「超人ロック」でした。

 

当時から洗練された綺麗な絵だと思っていて、キャラクターからメカからよく真似て描いておりました。絵以外だと、槻城漫画で見かける「!」「?」の多様はここから来ていると言ったら納得頂けるでしょうか。それくらい超人ロックには影響を受けました。

そして、自分もかなり大人になりましたが、ロックはまだあの時のまま、聖先生もご健筆で連載二本という驚異的なパワーを持って、現在もロックの世界を紡がれています。昨今の巻「風の抱擁」は、ロックの恋を見守っていたものとして感無量でございました。

 

最後に、この企画にお誘い頂く切っ掛けになった、Twitterでの「6月6日 ロックの日 #locke_fan」のカットを置いておきます。ロックは、槻城が資料を見ないで描くことができる、数少ないキャラクターの一人です。モノクロはロード・レオン。時を越え再読したロックは、やっぱりカッコ良かったです。

 

  

 

| 23:42 | 漫画 | - | - |
「IL BARBIERE A FUMETTI 漫画セビリアの理髪師」

イタリアはボローニャ、バラッカーノ小劇場の実験的プロジェクト、日本の漫画とイタリアのオペラのコラボ作品「IL BARBIERE A FUMETTI」のヴィジュアル担当を務めさせて頂きました。イタリアではオペラは古典であるため敬遠されやすいらしく、もっと気軽にオペラを楽しんで欲しいとの期待から、親しみやすい漫画とのコラボを企画されたそうです。この辺の事情は、日本で能や狂言が難解にみられ、鑑賞マナーなどに敷居の高さを感じてしまうのに近いのかな?と思います。イタリア国内のツアーに合わせ、小学校などでも公演をしたいと希望されてました。この公演で、新しく興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいです。

 

「IL BARBIERE A FUMETTI」は、物語を演技と歌で語る歌手がいない公演ということで、絵で物語の進行を解りやすくするために槻城がシナリオを再構成して絵にしました。元々「セビリアの理髪師」はラブコメで、槻城はラブコメ漫画家だったりもします。一枚絵では割と重めと言われがちな槻城ですが、漫画ではコミカルな表現も好んで使うので、両方の手法を交えて緩急をつけて解りやすく致しました。相手がロッシーニだからってやってやれないことはない…と思う。

〜簡単なあらすじ〜

とある未明の街に、美しいヒロインに一目惚れして追っかけて来た若き伯爵。ヒロインが住む屋敷を見つけ、窓に向かい恋の歌を歌い誘うが応答はない。そこへ街の便利屋フィガロがやって来て(そもそもなぜこんな時間に…邪推)伯爵と出会い、伯爵はヒロインが女相続人で有り醜悪な後見人の医師に監禁されていると知る。医師は事もあろうにヒロインとむりやり結婚するつもりだった。フィガロは伯爵に報酬を約束してもらい、恋の応援を請け負う。…ここから変装や、フィガロの奸計で医師を出し抜いたりすったもんだが数回。ヒロインが自分が騙されていると思い込み自暴自棄になりそうな頃、変装した伯爵が恋する姿なき相手であったことに気づきハッピーエンド。

 

…ごめんよ、ロッシーニ。

簡単に…本当に簡単に…解りにくいエピソードをばっさり削ぎ落として簡単にしました。時間軸と距離感も分りにくかったので整えました、元のお話を変更せず、出来るだけ簡単に…あ、簡単じゃなくてシンプルと言えばいいのか。

   

(絵のところどころに付けられた色は、劇場のアートディレクターの手によるものと思われます。)

 

これまで演じられてきた登場人物たちの造形は、言ってみればバタ臭い年齢高めの設定のものが多かったようです。しかし槻城フィガロは、槻城の好み100%で造形させていただきます。街の皆んなに慕われる器用気さくな粋な青年、嫌味なく貴族に対しても臆さない軽やかさを持ち、そして黒髪だ!…というのもフィガロの王道のイメージカラーは黄金なんですって。いやいや黒でしょ、黒カッコいいでsy…「OK!カッコいい!」とクライアント(イタリア人美女)から、かなり食い気味に了解を得られたのは嬉しかったです…。対してアルマヴィーヴァ伯爵は元はフィガロより年上の少々高慢ちきな裕福な貴族(しかも髪色が青!)。でも、わざわざ国をまたいでヒロインを追っかけてくるような裕福な貴族が、奥手というのはいささか価値基準が疑問。そこで、裕福だが若く世間知らずではあるけれど、ヒロインに対しては一途…(続編モーツァルトの「フィガロの結婚」では、フィガロの婚約者に手を出そうとする不埒者になるけど)…という塩梅に。ロジーナも定番は美女で烈女…こちらの妖艶なイメージも嫌いではありませんが、あくまで槻城ラブコメのヒロインであることと、伯爵とのバランスもあり華奢だけど芯のある少女に。彼女のシーンはいつも光が有るようなイメージに。名前が薔薇由来なので、衣装にも薔薇を。ヒロインと伯爵を幼さのあるキャラクターに設定することで、フィガロは報酬のためも有るが、可愛い二人の恋を応援をする兄貴的立ち位置で動いてもらうことにしました。

 

 

8月19日?バラッカーの小劇場中庭で初日の公演が滞りなく行われたとの知らせが届きホッと致しました。残念ながら見に行くことは出来ませんでしたが、なかなかに好評だったとのことでよかったです。初日を皮切りに、既にイタリア国内でのツアーが決まっているそうです。そして出来たら日本でも公演したいとのこと。その機会が訪れたなら、日本の友人らにも見てもらえるので嬉しいですね。

 

ご覧になった方々が笑顔になるような公演でありますように。

 

ボローニャの新聞紙に紹介されました。

他にも、色々なイタリアのメディアで紹介されたようです。

 

辻仁成さんが編集長を務めるWebマガジン「Design Stories」に、現地で初日をご覧になった荒川はるかさんが記事にしてくださってます。「ボローニャの夜を沸かしたポップな「セビリアの理髪師

 

■ジャンバッティスタ・ジョコリ氏による曲目リスト■

 

01・Sinfonia

第1幕第1場
02・Introduzione:Piano,pianissimo,senza parlar
03・Cavatina:Ecco ridente in cielo
04・Oh sorte!
05・Signore conte
06・Mille grazie mio Signore...

07・Cavatina:La ran la lera...Largo al factotum
08・Duetto: All'idea di quel metallo
09・Numero quindici a mano manca
10・vivace

 

第1幕第2場
11・Cavatina: Una voce poco fa
12・allegro
13・Aria: La calunnia è un venticello
14・Duetto: Dunque io son... tu non m'inganni?
15・Finale 1: Ehi di casa!... buona gente
16・Che casa accadde
17・Mi par d'essere con la testa

 

第2幕
18・Aria: Contro un cor che accende amore
19・allegro
20・Quintetto: Don Basilio/Casa veggo!
21・bravissimo
22・Bricconi, birbanti!
23・moderato
24・allegro
25・Aria: Il vecciotto cerca moglie
26・Temporale
27・Terzetto: Ah! qual colpo inaspettato
28・Zitti, zitti, piano, piano
29・Finaletto 2: Di si felice innesto

| 10:07 | 漫画 | - | - |